廣瀬製紙社は第13回高知国際版画トリエンナーレ展に協賛し、企業特別賞である「廣瀬製紙賞」を選出した。高知国際版画トリエンナーレ展は、世界に誇る伝統産業である土佐和紙と版画文化の更なる発展を目的として開催される国際公募展。今回は55ヵ国から978点の多彩な表現技法による優れた作品が寄せられた。選考の結果、廣瀬製紙賞に選ばれたのは、森山佳代子氏の木口木版画「道川」。木口木版画による卓越した技術力と豊かな表現力、そして独自の世界観を兼ね備えた作品で、緻密に構成された画面からは、生命の営みや人々の歩みを感じ取ることができ、その高い芸術性が評価された。また、この作品は土佐和紙に刷られており、木口木版画の繊細な描写と土佐和紙の優れた表現力が見事に調和しており、作家の技術と高知で受け継がれてきた紙文化が融合した作品である点も、高く評価された。
