帝人フロンティアは、世界的に高まる羽毛代替ニーズに対応するため、松山事業所(愛媛県松山市)において、中空糸に8本の突起を放射線状に配列した独自の中空8フィン断面の高機能ポリエステル中綿素材“オクタエア”の製造設備を新設し、2027年3月から生産を開始する予定。オクタエア製造のための前工程設備であるチップ乾燥機ならびに、原綿製造設備である紡糸機、延伸機を導入する。
オクタエアは、中空構造の8フィン断面形状から生じる空隙により、同じ重量の羽毛と同等の保温性や、嵩高・軽量性を有する。しなやかでソフトな風合いと形態安定性を持ち合わせるとともに、従来のポリエステル製中綿よりも布団や衣類へ充填する吹込み工程がスムーズに実施可能なことなどから、販売の拡大が見込まれている。
新設備は、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維やリサイクルポリエステル繊維を使用したオクタエアも生産が可能。新設備での生産量は、数百t/年で開始し、2030年ごろに約1,000t/年を予定している。
