グンゼの医療機器子会社グンゼメディカル(大阪市)は、中国で医療用の組織補強材の生産を2027年度を目途にスタートする。これまでは日本で生産し輸出していたが、中国政府が医療機器の国産化を進めていることを背景に現地生産する。組織補強材は現在、綾部工場(京都府綾部市)で生産している。骨接合材などを手掛けている中国広東省深圳市の坪山工場でも生産する。綾部工場とあわせて、30年度に中国向けの組織補強材の生産能力を25年度比で2割増やす計画。グンゼの組織補強材は、生体内に吸収される素材でできており、手術後の縫合糸の補強に使われる。肺の手術で使われることが多く、空気もれを防ぐ効果がある。
