ワコールは、同社の新技術“Melooop(メループ)”の研究開発拠点として「Melooopラボ」(京都市南区)を開設した。同社の新技術Melooop(メループ)とは、不織布をつくる手法のひとつであるメルトブロー法を応用して立体物を作製する技法。①ポリウレタンやポリ乳酸など、モノマテリアル(単一素材)による製造が可能なため、リサイクルがしやすい ②繊維を吹き付けることで立体物を成型するため、廃棄材料が少ない ③原料に染料や顔料を加えることで着色が可能なため、染色工程が不要 ④3Dプリンタで制作した型に吹き付けるため、金型が不要で小ロット生産に適している、などの特徴をもつ。モノマテリアル、低廃棄、金型不要といった特徴を備えていることから同社では、ワコールブランド「CW-X」の高校生向けスポーツブラ用ブラカップなどに活用してきたほか、ファッション領域では「doublet」との協業により、2026年春夏パリ・ファッションウィークにおいてこの技術を用いた作品を発表するなど、用途の広がりを見せている。
今回開設した「Melooopラボ」では、こうした技術特性を生かし、研究開発に加えて、新たな用途の検討や試作、社内外との共創の実現を目指す。今後は、自動車産業資材をはじめ、多様な分野への展開を推進する方針。
