東レは優れた低ファウリング性能を有するRO膜プロセスの負荷低減と長期安定運転に寄与する限外ろ過(UF:Ultra Filtration)膜の製品化を完了し、5月から本格販売を開始する。同社独自の微細孔制御技術により業界最小クラスの公称孔径0.005μmを実現した限外ろ過(UF)膜。従来は十分な除去が困難であったバイオポリマーの透過量を同社従来品比で約3分の1に低減。下水処理プラントでのパイロットテストでは、UF膜の透水量を維持したまま後段RO膜のファウリングを抑制し、バイオポリマー起因のRO膜の造水量の低下を従来比で約3分の1に低減したことを実証した。これによりROプロセスにおける薬品洗浄頻度や運転トラブルの低減を期待することができ、造水コストに加え、下廃水再利用プロセス全体のオペレーションコスト削減への貢献が期待される。今後は下廃水再利用プロセスの導入が加速する北米市場を中心に、グローバルに展開していく。
