王子キノクロスは、紙商社の竹尾において木材パルプを主原料とする不織布“キナリト LEAF”の販売を開始した。“キナリト LEAF”は、木材由来のパルプを主原料とする繭のような柔らかい質感をもつ不織布。素材の自然な風合いとあたたかみのある質感や、立体形状の成形加工、深い凹凸のエンボスができることが特徴。箔押しや印刷、縫製などの加工と組み合わせることで、これまでになかった新しい表現を実現することができる。
竹尾は、熱プレス成型やエンボス加工といった立体的なデザインや縫製加工に対応することから、既存のプラスチック製品と置き換えることで、プラスチックの使用量低減に貢献する環境に配慮した素材としてニーズを訴求する。
従来の不織布と同等の縫製加工適性をもち、エンボス・デボス・空押し・箔押し加工に対応。彫刻版を用いることで立体感を出すこともできる。規格は545×788mm、連量116kg(270g/m2)、160kg(374g/m2)、247.5kg(576g/m2)の3種類。