田中は大阪府泉大津市と連携し、未利用法面(のりめん)等を活用した実証実験を開始した。これまで維持管理の対象として扱われてきた法面や空地を「公共空間としての新たな価値創出の場」として再定義し、雑草対策と景観向上を同時に実現する可能性を検証する。
全国の自治体において未利用となっている法面や空地は、定期的な雑草対策が必要であり、維持管理コストの増加が課題となっている。一方で、これらの空間は十分に活用されておらず、地域資源としての価値が十分に引き出されていないのが現状でもある。
本実証では防草シートを活用し、雑草の発生を抑制するとともに、視覚的な演出を加えることで、公共空間としての新しい可能性を探る。また、歩行者が立ち寄りたくなるような仕掛けや、思わず写真を撮りたくなるような体験性の創出を通じて、空間の価値向上や回遊性の変化についても検証を行う。同プロジェクトでは、市民や来訪者の行動や反応も重要な指標とし、現地での体験や発信を通じて、公共空間の新しい活用方法についてともに考えていく機会の創出も目指す。
