日本製紙は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のフューチャーライフ万博「フューチャーライフエクスペリエンス」内で、6月10日から16日までの期間、「ナノセルロースジャパン(NCJ)」として出展する。NCJは、セルロースナノファイバー(CNF)に関連する企業、大学、研究機関等で構成される団体。NCJブースでは、「うわっ、うわっ、うわっ、ナノセルロース」をテーマに、ナノセルロースがもたらす持続可能な未来生活を紹介。ブースでは、ナノセルロースを直接触ることができ、実際に使用されている製品例を体験することができる。
日本製紙は、食品、化粧品、生活、モビリティ、電子材料などの分野で木由来のCNFを用いて高い性能と環境配慮を両立したさまざまな製品を展示する。とくに注目したいのは、CNFシートを使用した蓄電体。このシートは高い蓄電性と強靭性を兼ね備えており、将来の蓄電デバイス向け材料としての可能性を秘めているもの。日本製紙は早くからこの特性に着目し、基本的な特性評価と性能改良を進めており、ブースでは試作デバイスを初公開する。同社社員が説明員として対応し、CNFを用いた製品の特長や将来的な応用イメージなどを紹介する。