東レは、優れた不純物除去性能や高い化学耐久性などを備えた水処理用ナノろ過(NF)膜エレメントの新製品“NE8040─XDM”および“NE8040─90F”の2品種を7月より世界販売を開始している。東レの韓国100%子会社である東レ尖端素材株式会社(TAK)が開発・製造した製品。このうち、NE8040─XDMは、TAKが東レの技術協力を受けて開発した。
近年、持続可能な水資源の確保や環境規制の強化にともない、産業廃水の再利用や有価資源の回収、高度浄水処理などの用途において、NF膜の需要が世界的に高まっている。東レグループは、これらの市場ニーズに対応するため、用途別の要求性能に最適化した製品開発を進めている。NE8040─XDMは、独自の高耐久構造により標準品比最大5倍の耐薬品性能を実現するとともに、二価イオンの分離性能を標準品比10%向上させることで、産業廃水処理やゼロ排水/最小排水プロセスなどの長期安定稼働に貢献。また、NE8040─90Fは、PFASなどの微量有害物質に対する高い除去性能と透過流量を両立させ、浄水・水再利用プロセスにおける水質安全性の向上とOPEX低減が期待される。
