橋本クロスは、同社と東京大学生産技術研究所およびスタンフォード大学機械工学科とのフィルターに関する共同研究の論文が、米国化学会の査読付き学術誌「ACS Omega」に掲載されたと発表した(https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsomega.5c02906)。タイトルは、Electrostatic Properties of Nonwoven Masks Made of Polylactic Acid(ポリ乳酸不織布マスクの静電気特性)。
ポリ乳酸(PLA)は、サージカルマスクなどに使用されるポリプロピレン(PP)に代わる、生分解性の素材。PPと同様に静電気によってフィルター性能を向上させることが示されているが、その効率、分布、保持時間などについてはまだ十分に研究されていなかった。本研究では、最近開発された「マスク帯電器」を使い、PLAメルトブローン不織布シートがPPと同様に高電圧印加により帯電することを報告。一度帯電すると、PLAは屋外でも数日間静電気を保持。また、粒子濾過効率(PFE)試験により、静電気がPLAシートの濾過性能を92%から96%などに押し上げることが明らかになったとしている。
