日本バイリーンは、海外連結子会社のTianjin VIAM Co., Ltd.(中国天津市、以下天津VIAM)において太陽光発電設備を導入し、今年8月より稼働を開始した。天津VIAMの工場屋根に3,000m2の太陽光パネルを設置。発電した電力は、同社の製造ライン向け電力として自家消費している。本施設の稼働により、同社の年間消費電力の半分以上を賄える計算で、CO2排出量の大幅削減と、エネルギー調達コストの削減を期待している。
日本バイリーンが属するフロイデンベルグ・グループは、「2020年から2025年までにCO2排出量(売上高100万ユーロ当たりの排出量)を25%削減」「2045年までにカーボンニュートラルを実現する」という目標を掲げている。日本バイリーングループも同目標の達成に向けて、さまざまなプロジェクトを実施しており、メキシコ拠点での太陽光パネル導入や、国内生産拠点におけるグリーン電力の調達、コジェネレーションの導入によるエネルギー利用効率の向上などを行っており、今回の天津VIAMでの取組みも、その一環として位置付けている。