東レは、サウジアラビア王国・ダンマームにおいて、水処理膜から水処理プロセスまで一貫した水処理技術サービスを提供する施設「中東水処理技術センター“MEWTEC”(Middle East Water Treatment Technical Center)」を新たに設立した。
同社の中東拠点であるToray Membrane Middle East LLC(TMME)の敷地内に建設され、2025年4月より稼働を開始している。同拠点は、中東・アフリカ、およびその周辺地域における水需要の急速な拡大を受け、高まる産業や都市インフラにおける廃水再利用・海水淡水化の高度化ニーズを背景に、東レの技術力をよりタイムリーに現地で発揮できる体制を構築するとともに、現地の水問題を解決するソリューション開発をリードしていくことを目的とするもの。MEWTECの設立により、東レが重視している納入後の迅速かつ専門的な技術サポートをより一層充実させ、当該地域の顧客との間の信頼関係強化と長期的なパートナーシップの構築を促進していく。