帝人フロンティアと倉敷紡績ならびに地球環境産業技術研究機構(RITE)と東レ、日清紡テキスタイル、日本毛織は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「バイオものづくり革命推進事業」に「繊維to繊維の資源循環構築の実現に向けた研究開発・実証」を共同提案し採択されたことから、同プロジェクトを実施するに当たり、このほどこの6者によるコンソーシアム「Consortium for Fiber to Fiber(CFT2:シーエフティーツー)」を設立することにした。技術や知見を結集し、「繊維to繊維」実現に向けた技術開発や評価手法などに関する検討を進めることで循環型社会の実現を目指す。
今後6者は協力し、これまで再資源化が困難だった複合繊維素材の廃棄衣料品について、酵素を使った選択的分離や微生物を用いた繊維原料への再資源化技術に関する開発を進める。また、採択事業者である繊維企業5社はこれまで培ってきたメカニカルリサイクルやケミカルリサイクル技術を活用することで、世界に先駆け、天然繊維と合成繊維の双方に対応した衣料品の資源循環システムの構築を目指していくとしている。
