旭化成は、同社のろ過・分離向け中空糸膜“マイクローザ”が、EcoVadis社(本社:フランス)のサステナビリティ調査において、全評価対象の上位5%に相当する「ゴールド」評価を獲得したと発表した。
マイクローザは、水処理プロセスと工業プロセスの2つの分野で使用されているろ過・分離向け中空糸膜。水処理プロセス分野では、浄水処理や下水・工業排水の再利用などで、また、工業プロセス分野ではバイオ医薬品、製薬用水、食品、化学工業などでの液体ろ過・分離に使用されるなど、幅広い分野で生産性向上や環境負荷低減、限りある水資源の有効活用に貢献している。
EcoVadis社の評価は持続可能性に関する国際的な規格に基づいて行われており、評価対象企業は世界185ヵ国、250業種、15万社以上に及び、企業のサステナビリティに関する取組みを評価する客観的な基準として世界的に認められている。今回の調査は「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な資材調達」の4分野において、企業のサステナビリティへの取組みを評価。マイクローザを生産する富士工場での製造および、それに関わるサプライチェーン・バリューチェーン活動を対象に調査した結果、とくに「環境」分野において高く評価された。