ユニ・チャームのインド現地法人であるUnicharm India Private Limitedは、インド西部グジャラート州で建設を進めていたアーメダバード工場が竣工し、2月より稼働を開始した。2008年にインド法人を設立したユニ・チャームは、2010年にニムラナ工場(インド北西部ラジャスタン州)、2015年にスリシティ工場(インド南部アンドラ・プラデシュ州)、そして2018年にアーメダバード工場を新設し、生産体制を強化してきたが、2020年にアーメダバード工場が火災に見舞われ全焼したことから、その再建を進めていた。今回の竣工により、インドでの生産・供給は当初からの計画通り3拠点体制となったことから、より多くのユーザーに安定した商品を提供できる体制を整えることができたとしている。インドの年間出生数は約2,300万人と日本の約28倍に達し、総人口は14億人を超す巨大市場。アーメダバード工場では今後、主力の乳幼児用紙おむつ“マミーポコ”を中心に、大人用紙おむつや生理用品“ソフィ”も製造していく。